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「JAPANESE FITNESS」日本発のフィットネスプログラムやオリジナルエクササイズを追及する人々をご紹介します!

盆パラビクス鈴木孝一
■第5回(2008.9)■

「盆パラビクス」
〜フィットネス人口を増やすべく試行錯誤!入り口の1つは盆踊りにあった?!〜



◇PART1◇

運動させられるのではなく、気づいたら運動していた・・・お子様から高齢者まで三世代で楽しめるエクサイズ!

日本(人)が開発したプログラムをご紹介する「ジャパニーズフィットネス」。第5回は、市町村をはじめ、高齢者施設、障害者施設などで、その楽しさと運動効果で人気のプログラム「盆パラビクス」と、同プログラムをはじめ、初心者でも簡単に楽しくできる運動を研究・提案されている健康向上企画 代表 鈴木孝一さんにお話を伺いました。



盆パラビクスとは


G(編集G):まず、盆パラビクスとはどんなプログラムか教えていただけますか?
S(鈴木孝一さん):盆パラビクスは、運動効果・安全性というフィットネスとしての土台に、「盆踊り」「パラパラ」の楽しさをプラスした体操です。年齢や性別にかかわらず、三世代(孫から親、そして祖母や祖父まで)が一緒に汗をかき、楽しくコミュニケーションが図れる踊り(体操)です。
G:日本人なら誰もが・・・特に、ご年配の方にはなじみが深いですから、抵抗感なさそうですね。
S:そうですね。特に音楽も民謡や盆踊りの曲を使うので、自然と身体が動き出すんですよね。もちろん動きも盆踊りの特徴的な振り、流れるような動きを取り入れています。
G:動画も拝見しましたが、以前にやったことある動きだからか、皆さんスムーズに動かれていますね。
S:これには裏付けというか理由がありまして・・・、幼少時代に経験したことがよみがえることを「手続き記憶」というのですが、その習得された記憶がよみがえると、活動意欲の向上へとつながります。それに、まったく初めてのことをいきなりやるよりも、心が楽しむ余裕があるというか、リラックスして出来ますし。
G:確かに。いきなり「フラメンコ踊りますよ〜」とかいわれたら、覚えるのに必死になりそうですし・・・。これも動画で拝見したのですが、障害者の方もすごく楽しそうに踊っていましたね。
S:ほんとに、心から楽しんでいますよ。リードをとっている私にもガンガン伝わってくるくらいですから。障害者も高齢者も子供も、誰にでも楽しみながら続けられるのが、この盆パラビクスの最大の特徴かもしれません。

盆パラビクスが生まれたきっかっけ


G:この盆パラビクスは、どのようなきっかけで生まれたのですか?
S:とにかく、「フィットネス人口を増やしたい!」というのが、私の根底にある思いなんですが、それならフィットネスをやっていない人が集まる場所で、その人たちが出来るものをご提案するのが一番早いなと・・・ものすごい単純な発想なんです。どうしても、私達インストラクターは、「運動の良さや大切さ」を知っているだけに、運動を「やらせよう」としてしまう傾向があると思います。また、「運動しないと動けなくなりますよ!」と危機感をあおって運動をさせる方もいらっしゃいます。もちろん、どちらも運動をさせたいという真剣な思いがあるからだと理解していますが、私はそれよりも、自然に身体が動いてしまうような音楽のリズムを作ってしまえばいいのではないかと思ったんです。チョチョンガチョン♪って手をたたき始めたら、見事に身体が動き始めるんですよ。
G:なるほど〜。まずは、チョチョンガチョン♪からはじめれば、リズムに乗っていけますね。踊りを通じて楽しく運動させる点では、エアロビクスダンスエクササイズと同じ成り立ちだと感じました。
S:そうですね。あえて、〜ビクスとつけたのは、盆パラビクスを始めてからフィットネスが習慣となった方が、エアロビクスの方にも抵抗なく進んでいけるようにと思ってのことです。そんなに運動量はないように見えるかもしれませんが、腕や指先を動かすことで、運動神経を刺激して、大脳全体の動きを良くしたり、流線型の動きや、体幹部を動かすことで、体幹保持能力を向上させる効果もあるんです。簡単にいえば、転倒予防にもつながります。実際に、今では元気一杯にエアロビクスをされている方も多いんですよ。

  • 相手とトコトン向き合う

  • G:盆パラビクスをはじめ、様々なプログラムを開発されたり、フィットネスクラブ以外でのレッスンなどを精力的にされている鈴木さんですが、様々なお客さまのニーズにこたえる為に、一番気をつけているというか、心がけていることは何ですか?
    S:とにかく「この人がどうしたら動きたくなるか、健康になるか、楽しくなるか・・・」を真剣に考えることです。
    G:トコトン相手の方と向き合うということでしょうか。
    S:はい、そうです。運動していない方は、何を見ているのか、どんな思いがあるのかをプログラムを提供する前にもリサーチしますし、レッスン中にもよーく観察しますし、その繰り返しです。
    G:私も、まったく運動をしない人が集まる企業へ指導に行ったことがありますが、初日、かなり打ちのめされた思い出があります(笑)。ご苦労はなかったですか?
    S:もちろん、上手くいかないこともあります。でも、それは<考えさせてくれるヒント>というか、次につながるSTEPなんですね。ですので、あまり、大変だったなあ〜とか苦労したな〜という感覚はないです。災い転じて福となすほうなので・・・(笑)。
    G:鈴木さんにとってプログラムの開発とは、それが目的ではなく、必要だから作ってきたという感覚なのでしょうか。
    S:そうですね。私は、運動指導も料理作りと一緒だと思っているんですよ。この人が好きなメニューを考えていたらいろいろ出来てきたというか。だから、そのプログラムを広めるというよりは、やってみたいというところではレッスンを提供=料理をごちそうし、そのプログラムを利用したいという施設や教えられるようになりたいというインストラクターには、講習会などをひらいて指導方法=料理の作り方を提供しているという感じでしょうか。
    G:料理のメニューですか。なるほど!最近もプログラムの開発が多いのですか?
    S:今は、イベントなどの総合プロデュースがメインの仕事になっています。


    次回は、鈴木さんのキャリアやプロデュース業について、インストラクターへのアドバイスなども伺います。
■盆パラビクスについてのお問合せ・実施場所・講習会情報こちら■

健康向上企画:http://www.kkk3.com/