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「JAPANESE FITNESS」日本発のフィットネスプログラムやオリジナルエクササイズを追及する人々をご紹介します!

コアコンディショニング山下光子さん顔写真
■第12回(2009.4)■

「コアコンディショニング」
〜 目指すのは心と身体のバリアフリー 〜


◇PART1◇

日本(人)が開発したプログラムをご紹介する「ジャパニーズフィットネス」第 12 回は、ストレッチポールと共に日本全国へ広く普及された「コアコンディショニング」をご紹介。日本コアコンディショニング協会(JCCA)スーパーバイザーで、NPO法人日本 健康運動指導士会理事、 後進の指導者育成にも尽力されているコンディショニング&ストレングストレーナーの山下光子さんにお話を伺いました。

 

コアコンディショニングとは


G(編集G):まず、コアコンディショニングとはどんなものか教えていただけますか?

Y(山下光子さん):はい。JCCAでは「 ヒトの発育・成長過程を理論背景とした全ての身体活動に通じる姿勢改善エクササイズであり、各種トレーニング・運動スキル獲得の最大効果を引き出すためのベースメソッド」と定義しています。すごく噛み砕くと「その方の日常生活を快適にするためのコンディショニング」とも言えますね。

G:近年では日本で一番普及されたプログラムメソッドではないでしょうか?ストレッチポールと共に、全国のフィットネスクラブやジムにあっという間に浸透しましたね。

Y:はい。現在では、フィットネスの現場だけでなく、医療やリハビリの現場でも普及されつつあると感じています。

コアコンディショニング講習会の様子

ストレッチポールとの出会い


G:初めてストレッチポールと出会った時は、トレーナーをされていたのですか?

Y:ええ、友人のトレーナーがストレッチポールを持ってきてくれまして、乗ったりしながらいろいろなアイデアを出したり、棒人形の絵で書き留めていったりしました。

G:まだJCCAも設立されていなかった時ですか?

Y:そうですね。ストレッチポールは、JCCA副会長の日暮氏が、アメリカで 理学療法士をはじめスポーツ界や一般家庭にも広く浸透し、リハビリテーション、リコンディショニングのためにも使われていたポールを 横浜Fマリノス に導入し、独自の手法「コアコンディショニング」を開発したもの がベースのメソッド となりました。そして、 会長の岩崎氏をはじめとしたトレーナー達の試行錯誤を経て、 2002 年 3 月 より 「ベーシックセブン」というコアコンディショニングの基本メソッドの普及が始まったんです。

G: 2003 年に私も受講しに行きました( http://www.fitness.co.jp/magazine/sai/108.html )が、実際にベーシックセブンを体験して、すごい身体が楽になったのを覚えています。

Y:その最初の体感は、とても重要ですよね。クライアントも同じような体感を得られれば、無理なく継続していくことが可能ですから。コアコンディショニングを指導するようになって驚くのは、身体が楽になったと感謝をされることがほんとうに多いという事です。

コアコンディショニングP

ポストリハビリとしてのコアコンディショニング


G:先ほど、アメリカではもともと 理学療法士たちがリハビリテーション用にポールを使っていたとのことですが、日本でもそういう使われ方をされているのでしょうか?

Y: 理学療法士の間では、リハビリとして使われる機会が多いと思います。私達、トレーナーはポストリハビリとして利用していくと良いのではと最近感じています。

G:リハビリを終えて、そこから日常に復帰する橋渡しがこのストレッチポールとコアコンディショニングで可能だということですね。

Y:そうです。実際に、交通事故に会い、腕が上がらなくなり髪をとかせなくなってしまった女性が、病院でどなたかに私のことを聞いてたずねて来てくださったことがあります。両腕、両股関節を骨折されていたのですが、病院は3ヶ月で出されてしまい、日常生活に様々な支障をきたしていました。それが、1回目のセッション終了後、無意識で髪をさわっていらしたんです。驚いて「髪をさわってらっしゃいますよ!」と伝えると、ご本人もビックリして・・・すごくお互い感動しました。

G:無意識で出来ていたことがまた出来るようになったり、日常生活を無理なく送れるようになったりすると、精神的にも元気になれそうですね。

Y:まさに、そうなんです。またここから頑張ろうと生きる勇気もわいてくると思うんです。病院でのリハビリから日常生活に戻るためのポストリハビリは、段階的におこなう必要があり、それには、無理なくご自身でも身体を感じながら行えるコアコンディショニングがとても有効なのだと実感しています。「ここにくれば何とかしてくれる」という思いもビシビシ伝わってくるので、私に出来る事はすべてお伝えしていこうと、こちらも気合が入ります。

 

フィットネスクラブにおけるコアコンディショニング指導の現状


G:フィットネスクラブでもコアコンディショニングをご指導されているそうですね。

Y:はい、週に3回グループレッスンを担当しています。30分間はベーシックセブンやコアリラクゼーション(無料)を行い、その後60分間ストレッチポールだけでなく、ボールやチューブなども使ったコアコンディショニング(有料)を行っています。「 body コントロール」機能的な身体づくりがコンセプトのクラスです。

G:参加者はどんな方が多いですか?

Y:そこのクラブにはゴルフレンジがありますので、ほとんどが 30 〜60代のゴルファーです。とにかく飛距離アップを目指している方多くて、コアコンディショニング終了後はすぐに打ちにいくんですよ(笑)。

G:目に浮かびます(笑)。飛距離アップはゴルファーへの一番の動機付けですよね。女性の方もいらっしゃいますか?

Y:半分は女性ですが、男性にも通常のグループエクササイズより入りやすいようです。毎年、年始(1月)に「今年はスコアをどれくらい縮めるか」目標を立て、それを目指して毎回のレッスンを行いますので、すごく集中していますよ。宿題も 100 %行っていただけますし。

G: 100 %はすごいですね!目標が明確だからこそ、継続できるのですね。

Y:ええ。なるべくゴルフ場などでも出来る事を宿題としてお渡ししたり、習得していただけるようにしています。全てが飛距離アップとスコアにつながっていくぞ〜ということからブレないように投げかけていくことがとても大切だと思っていますので。

Y:ほんとうにそうですね。クライアントの目標をトレーナーが常に意識しておくことは、スキルよりも重要なのではないかとさえ思います。それがほんとの意味での指導の根本であり、その方がなりたい状態へナビゲート出来る力=指導力に直結するなあと最近とくに感じますね。

 

次回は、インストラクターへのアドバイス、指導ポイント、講師のお仕事についてなどお聞きします。

次回は2009年4/16更新予定です |バックナンバーはこちら

■「コアコンディショニング」についてのお問合せ・実施場所・講習会情報はこちら■

日本コアコンディショニング協会(JCCA)サイト http://jcca-net.com/

山下光子さんが所属する「ボディーアーキテクト」サイト http://body-architect.net/
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